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世界観

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この世界には" 魔女" と呼ばれる者たちがいる。
 

魔女は悪魔と契約し、己の欲のままに世界に災いをもたらす、人ではなくなった者。
その被害は大きく、人々は魔女を恐れ、忌み嫌った。

ある教団は魔女を異端審問にかけ、神の名の下に処刑をおこなっている。
 

体に悪魔の紋章を持つ魔女、それは許されざる者であるのだから。

これがアストライア大陸の人々の共通認識です。

しかし、人々に知られていないある事実が隠されていました。
それは、” 魔女は2 つに区別できる” ということ。


 悪魔と契約し心が破綻した魔女だけでなく、生まれながらにして力を持った、

本質は世の人々と同じ魔女がいるのです。


彼女たちはただ人々と同じように生きているだけでも、

" 魔女" と見なされてしまえば処刑の対象になりました。

そこで彼女たちは各地の集落に篭り、人々から隠れて暮らすようになりました。


 ですが全てがその限りではありません。

外の世界に出て、魔女に理解のある人の元に居候し、

人々の中で各地を転々としながら旅をする者もいます。

魔女の成長には、人々との関わりが不可欠だったからです。

 

また世界の探求や、忘れ得ぬものをもう一度見るために外に出る者もいました。

 

 


 その中のひとりがあなたのPC であり、これから旅を始めるのです。

​キーワード

偉大なる魔女の流星<アステール>

 この世界のすべての人間は、偉大なる魔女の流星<アステール>を持っています。

 アステールは蛍火のような小さな光に似ており、4種の色と4つの感情がそれぞれ結びついています。

 魔女ではない普通の人々には見ることも触れることもできず、存在すら知られていません。しかし劇的な心情の変化や、他人との触れ合いでアステールが生まれることがあります。

​ 魔女は人々と触れ合ってアステールを生み出し、魔法や魔法具の資源として使います。

魔女

 魔女とは、広義的には男女を問わず「魔法が使える者= アステールを扱える者」を指します。
 悪魔と契約し、魔法が使えるようになった者を黒魔女< エルゴ> といい、彼女たちは人間としての尊厳を捨て、感情が破綻してしまっている者たちです。
 一方生まれながらにしてアステールを扱うことができる者を白魔女< マギサ> といいます。

白魔女 <マギサ>

 マギサは4種のアステールのうち1つを多く持って生まれ、その色に付随する感情が強く出ます。それ以外のアステールはほんの少ししか持っておらず、付随する感情も乏しくなります。
 彼女たちは10 歳になると、" 啓示の夜" に、マギサであることを自覚し、それまでの居場所を捨て、本能的にマギサの集落へ向かいます。そこで基礎的な修行を行い、一人前であると見なされると集落で暮らすか、外の世界へ旅に出るかの選択をします。

止まり木<ペルカ>

 居候先を提供する彼らは旅をするマギサにとっては必要不可欠の存在です。

 彼らは10 歳まで普通の人間でしたが" 啓示の夜" に偉大なる魔女の心を知り、マギサに理解を示すようになるのです。
 多くのアストライア大陸の人々はペルカの存在を知りません。ペルカは普段、一般の人々のようにふるまっているため、居候するマギサはペルカが疑われてしまわないように、振る舞いを旅人らしくする必要があります。

アストライア大陸

 アストライア大陸は四柱の神々によって作られ、守られていると言われています。この世界にはアストライア大陸と5つの島以外の大地は確認されておりません。

​ 広大なアストライア大陸を転々とするマギサ達は、旅の途中に様々な街を訪れることになります。その中にはマギサに理解を示し、助力を惜しまない人々が住む街もあれば、立ち入ること自体が自殺に等しい街もあります。

マギサの障害

 マギサの旅は必ずしも理想的に終わるとは言えません。

​ 暴徒に襲われる、黒魔女<エルゴ>に捕まる、異端審問官に捕らえられ火刑に処される……マギサの旅に付きまとう危険は数知れません。無慈悲な暴力は恐怖を育て、時折マギサの目を曇らせます。疑われないよう交流を最小限に。人の目が怖いから人々を幸せにできる魔法を惜しむ。そういったやり方は間違いではありませんが、目の前の困難にぶつかり、人々の感情を正面から向き合ってこそ初めて見えてくる世界があることもまた確かでしょう。

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